東京都豊島区南池袋1-19-3 池袋嘉泉ビル4F
尿道内でマイコプラズマやウレアプラズマが増殖し、尿道炎の症状を引き起こします。 典型的な症状は、感染の機会があってから、大体1週間目から1ヶ月後位に、尿道の痒み、違和感、軽い排尿痛、尿道口より透明の排膿が出るといった自覚症状があります。(無症状の人もいらっしゃいます。) 症状が余り強くないので様子を見ていると、2・3週間で症状が治まる場合がありますが、その場合は、治癒したのではなく、尿道内に潜伏しているので、知らない内に、パートナーに感染させてしまう場合が多々あります。 そして、更に放置された場合は、菌が精管から精巣上体にまで達し、精巣上体炎(副睾丸炎)を併発する場合もあります。この場合は、睾丸全体が腫れて大きくなったように感じるときもあれば、睾丸の近辺にシコリができ、受診する人もいます。
初感染際は、殆ど自覚症状がありません。(90%の女性が無症状です。)従って、自ら病院に行かれる事は、殆どありません。 ただ、症状がある場合は、帯下の異常、性交痛、下腹部違和感などあります。更に放置された場合は、菌が膣から子宮頚管まで達し子宮頚管炎、卵管周囲炎、骨盤腹膜炎、肝臓周囲炎など、原因不明な腹痛になる事もあります。 また、男性のマイコプラズマ感染症やウレアプラズマ感染症に比べて症状が軽度ですが、合併症や後遺症が大きいので、より注意が必要です。
マイコプラズマやウレアプラズマの有無は、顕微鏡では確認出来ませんので、男性の場合は、尿のPCR法でマイコプラズマやウレアプラズマの検出を行い、女性の場合は、膣分泌物のPCR法でマイコプラズマやウレアプラズマの検出して診断します。また、咽頭部の検査に関しては、うがいを行って頂き、その液をPCR法でマイコプラズマやウレアプラズマの検出して診断します。
上記でもお伝え致しましたが、男女共に、マイコプラズマやウレアプラズマの感染は無症状の方が多くいらっしゃいますので、マイコプラズマ感染症やウレアプラズマ感染症は近年増加傾向にあります。
基本的に、抗生剤を1週間から2週間程度、服用すれば完治しますが、2次感染を起こしている場合は、注射を併用して治療をする場合もあります。また、女性の場合は、膣剤を1週間から2週間併用して、治療を行う事もあります。
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